先生との信頼関係

看護師は患者さんとの信頼関係だけではなくもちろん医師との信頼関係も大切になってくるのですが、若い看護師の場合には医師との信頼関係を作るのが難しいように思います。私自身もそうでしたが、若い頃は自分の中で看護師に対する理想像というものがあり、私に対しての理想像というものが強いので、自分の持っている理想像とは違う医師だったりする場合、自分自身の中で医師を信頼することができなかったりすることがありました。

しかしこればかりは本当に経験で、何年も看護師を続けながら、同じ医師と一緒に働いていると、初めはイメージと違うと思っていたりしても口にしなかっただけで、私たち看護師よりも患者さんの事を思っていたり、患者さんのことを心配していたり、そして把握していたりということがわかるようになってきました。若い頃は自分自身のことで精一杯になってしまうために先生の言う事などに着目することができなかったのですが、看護師として経験を重ねある程度自分の中に余裕が出てくると、このように先生の気持ちなどにもしっかりと着目することができるようになるので、そこで初めて医師との信頼関係というものがしっかり出来たように感じます。

■医師からも信頼されるようになる。

私自身が成長するだけではなく、やはり私自身にもある程度余裕が出来てくるし、患者さんに対する接し方や考え方が変わってくるので医師が私に対する接し方も当然変わってくるようになりました。若い頃は自分の中で医師との信頼関係が成り立っているなんて思うこともありませんでしたが、今現在では看護師として長年働いてきた結果、医師がしっかりと私のこと信頼してくれていることがわかりますし、そんな実感が私の中で更に自分自身を奮い立たせる一つのパワーになってくれています。

看護師は患者さんだけではなく、医師ともしっかりした信頼関係を結んでいなければ仕事がしにくいと感じてしまうこともあるし、実際にやりにくいです。そのために少しでも早く自分自身の中で経験を重ねて医師の事も理解した上で信頼関係を築いていかなければなりませんよね。今現在は本当に医師と看護師という関係の中でお互いに信頼し合うことができていると感じることが多いし、医師が大変な思いをしている時はすぐにフォローに入ることができるようになりました。これはやっぱり経験以外の何物でもありません。医師と呼吸を合わせながら働いてきたことによって初めてこういったことができるようになると実感しています。

もっと知って欲しい在宅看護

在宅看護についての知識や認知度というのはまだまだ低いものだと感じています。私は病棟勤務を何年も経験した上で在宅看護を行っていますが、在宅看護を行っている看護師は本当に不足している状態で、患者さんは毎日大きな不安を抱えるなかで生活しています。私たちのように在宅看護をする看護師が増えれば、患者さんも少し安心することができると思うのですが、現状では患者さんが不安を抱えている状態なので、患者さんに安心を与えるためにも私たち看護師が精一杯に頑張っていかなくてはならないと思っています。

看護師が今よりも増えてくれれば患者さんと接する時間がもう少し長くなるので、在宅看護を行っている患者さんの寂しさや不安なども軽減させてあげることができるのですが、看護師が不足している状態ですから、そんなことができずに患者さんには申し訳ないと思う気持ちでいっぱいです。その分短時間の中でもできるだけ愛情をもって患者ささんと接するようにしていますし、患者さんが抱えてる不安や心配などをしっかりと受けとめるようにしていますが、やっぱり私だけでは全てを解決していくことはできないし、本当にこの先在宅看護をする看護師さんが増えてくれることを祈るばかりです。

■患者さんに気を遣わせる

上記したように在宅看護をする看護師が少ないために一人一人の患者さんと接する時間が短いということは患者さんもしっかりと理解してくれているのですが、理解してくれているだけに患者さんに気を遣わせてしまう事もたくさんあります。もちろん私たちは申し訳ないと思いながらも次の患者さんのお宅に伺わなければならないのですが、このように患者さんに気を遣わせてしまうというのは看護師として働きながら本当に情けないと思ってしまう部分です。

私1人の力だけではどうにもしてあげることができませんが、少しでも多くの看護師が在宅看護にもう少し目を向けて一生懸命になってくれたら良いのにと思う事が多いです。在宅看護というのは経験を培っている看護師にしか行うことができず、新人の看護師に行うことができません。だからこそ、より多くの看護師が増えてくれてなおかつ経験を培っている看護師は在宅看護の分野で活躍することができるようになってくれたら良いと思います。在宅看護の実態を知らない人がたくさんいるのでその分患者さんが我慢していたり、辛い思いをしていたりするということを私はたくさんの看護師に伝えていきたいと思います。

足腰が辛い

こんなこと言ったら若い看護師さんに笑われてしまうかもしれませんが、年齢を重ねて看護師を続けていると足腰が辛いと思ってしまうことが沢山あります。若い頃はこんなこともありませんでしたが、やっぱり年齢には勝てないななんて思ってしまいますね。重たいものを持ったときや患者さんを看護する際にも力を入れたりすることがありますが、そんな時に足腰が本当に辛いと感じてしまうことが増えました。私のような年齢で働いている看護師さんがぎっくり腰になってしまったりすることもあるようで、私は今のところ幸いにもぎっくり腰になったことありませんが、ひどく腰が痛んでしまうこともあるし、気持ちとは裏腹に足がついてこないなんて言う事も増えるようになりました。

特に急いでいる時などは若い頃だったらスピーディーに動きまわることができたのですが、最近はスピーディーに動きまわっているつもりでいても若い看護師に先を越されてしまう事もたくさんあるし、こういった部分はやっぱり歳には勝てないと思う部分です。もちろん看護師として働いていく中でそんなこと言っていられませんから、どんなに自分が辛くてもしっかりと患者さんに対する看護を行っていかなくてはならないのですが、体は自分の思うように言うことを聞いてくれないので仕事が終わって帰宅してから湿布を貼ったりすることもあります。

■休みは動いてリフレッシュ

お休みの日などになるとゆっくり眠っていたいと思ったりするのですが、ゆっくり寝てしまうと更に疲れが蓄積されてしまうような気持ちになるので近くのジムなどに通って簡単に体を動かしながらリフレッシュするようにしています。仕事で疲れているのとジムでリフレッシュするのとは大きく違いがあるし、単純に疲れて眠ってしまうのではなく、リフレッシュした後に気持ちよくお昼寝をしたほうが疲れも取れるような気がします。

ジムに行かない時などはショッピングに出かけたりする事もありますが、とにかくある程度体を動かすようにしていかないとどんどん足腰が辛くなると思いますので、できるだけ頑張るようにしています。この先更に年齢を重ねていけば今よりも辛いと感じることが沢山あると思うし、今必死に頑張っておかないといけませんよね。自分で自分の動きに対して情けないと思ってしまうようなことはないように、できるだけ体を動かしながら体に覚えさせるようにしています。

年配でも頑張れる

私のような年配になってくるとすぐに体調が悪くなったり、疲れも溜まりやすくなったりしながら看護師として働いていく中で、若い看護師に追い抜かれてしまうことがあります。年齢を重ねているからといってこのように疲れてしまうのは仕方がないとか、体が痛くなるのは仕方がないなんて思っていたら、仕事なんて出来ません。特に看護師というのは自分よりも遥かに年配の患者さんと接することもあるし、反対に和解患者さんと接することもありますから、そういった中で自分のモチベーションというものをしっかりと持っていかなくてはならないと思っています。

年配だからと、年齢を気にするのではなくて、自分の気持ちをしっかりと持っていればしっかり頑張ることができるんです。私はこれまで看護師として働いてきていますが、若い看護師に負けないように私だって頑張らなくてはいけないと思いながら頑張ってきています。特にプレッシャーに感じる事もないし、ストレスは時々感じることがありますが、休みの日に発散しながら働いていけば十分に自分の中のバランスを保って働くことができています。年齢を重ねて体が疲れてしまうの仕方がないと自分の中で諦めるのではなく、年齢を気にせずにしっかりと働いていくことによって年配でも若い看護師に負けずに頑張っていくことができると思っています。

■患者さんのおかげ

自分の中では年齢を感じてしまうことがあっても私より年配の患者さんを見ていると、まだまだ私だけ頑張れると思うことが沢山あります。もちろん小さな子供さんが入院して頑張っていることもあるし、特に年配の患者さんが頑張っている姿を見ると私も頑張らなくてはいけないと思い事が沢山ありまして、こんなふうに思えるのも患者さんのおかげだと思っています。

私たちは患者さんの看護にあたっていますが、その中で患者さんからたくさんの力を貰ったりすることもありますし、言葉は無くても患者さんに励まされるなんて言う事も沢山あります。こんな環境の中で働いていくことができるのはとても嬉しいことだと思っているし、今の自分の仕事を本当に誇りに思っています。もっともっと今よりもたくさんの患者さんを支えていくことができるように患者さんからの力を貰いながら私自身、精進して頑張っていかなくてはならないと思っています。年齢の問題ではなく、一番大切なのは気持ちの問題ですよね。

一番幸せだったのはいつか?

酔っ払って話をすると、妙に湿っぽい話になってしまう癖がある。先日も飲み会の席で「いつが一番幸せだった?」という話題になり、僕は真っ先に中学生時代を思い出した。そして当時を懐かしく思い、楽しくも苦い出来事がたくさん蘇ってきてしまい、胸がしめつけられる気持ちになってしまった。

人生で最も楽しかったのは中学二年の時だった。子どものままでいたい気持ちと、背伸びして大人になりたい気持ちが複雑に絡まっていたあの時が最も人生で刺激的だった。部活動は楽しかった。友だちと悪さもして先生に何度も怒られたが、それもよい思い出だ。勉強も意外と好きだった。とくに歴史の授業は大好きだった。そして、最も思い出として強く残っているのが、初恋だ。

小学生の時と明らかに変わったのは、男女の交流だ。小学生のときは異性なんて一切意識しなかったが、中学になると途端に変わってくる。そして友達同士で恋話をするようになる。「お前は誰が好きなんだよ!?」ってね。

ある日、休日の部活動終わりに部室で友だちとトランプをして遊んでいた。負けたやつの罰ゲームはグラウンド一周全力疾走や、デコピンなんていうのがいつものことだったのだが、恋話をしながらゲームをしていたということもあり、「負けた奴は好きな女子に電話しろ!」となった。当時は携帯電話なんてまだ出始めたばかりで、中学生が持つような代物じゃなかった。なので家に電話だ。最高にスリルあるゲームになった。

僕はゲームに負けた。罰ゲーム。

だが僕には好きな子はいなかった。「いないから無しな!」と言ったが友だちは引き下がらず、「じゃあ可愛いと思う奴に電話しろ!」となった。僕は悩んだ末、同じクラスの女子に電話することにした。その子とは委員会が同じで、丁度聞きたいこともあったから丁度良かったと思った。

学校近くの公衆電話から電話をかけた。出たのはその子の弟だった。両親じゃなくてとりあえずホッとし、お姉ちゃんに代わってもらった。そして話をした。

何を話したかは覚えてない。頭が真っ白になってしまったのだ。委員会のことも話さなかった。ただ、笑ったりした記憶はある。そしてその子のことは別に可愛いとも意識もしていなかったのだが、急に好きになってしまった。初恋の瞬間だった。

その後、彼女と何気なく話そうと努力した。仲良くもなった。だが、告白することも無く卒業して別々の高校に進学した。何も進展の無いまま終わった初恋だった。勇気を振り絞って告白していたら、僕の人生は大きく変わっていた気がする……。後悔の残る結果になったが、初恋に悩みながらもその子と仲良くしていた中学2年生の頃、一番幸せだった。

睡眠の秋

食欲の秋、運動の秋、読書の秋、芸術の秋、ダイエットの秋。秋は色々なことをするに相応しい季節として例えられる。睡眠の秋というのもあるようだ。これが結構納得なもので、秋になると僕は妙に睡眠時間が長くなる傾向にある気がするのだ。なぜかと不思議なものだったが、睡眠の秋だからなのかもしれない。

暑い夜が苦手な僕は、夏は眠れない日を多くすごしていた。かといってクーラーをつけながら寝ると、体調を崩してしまう。クーラーは苦手なのだ。窓を開ければ夜風が入るが虫も入ってくる。締め切った部屋で扇風機を頼りに夏は寝ていた。なかなか寝付けず、睡眠も浅いようで、朝は良い気持ちではない。寝汗も酷くて疲れている。そんな夏の暑さから開放された秋は、ぐっすりと眠れる。夏の間に溜め込んだ睡眠ストレスから開放されるので、ぐっすりな睡眠の秋というのかな?

科学的にも睡眠に適した秋というのが判明しているようだ。季節により日射時間は変わる。また光の強さも変わる。これによりホルモン分泌に変化が生じ、睡眠に関係してくるのだそうだ。最も、気候による寝やすさも大きく影響しているとのことだが。

夏は暑さから寝苦しい、秋はピッタリ。冬は眠れる人と眠れない人がいるようだが、僕は冬も夏同様にあまり寝つきが悪い気がする。やはり体調が悪くなるのでヒーターのような空調設備を使いたくないため、部屋は冷え気味。冷えた空気を吸い込むと頭がさえてしまう。眠ろうとベッドに入ったつもりが、考え事がさえて眠れないのだ。仕事関係のことを考えはじめたら良いアイデアが浮かび、明かりをつけてメモをする。そんなことが冬は多い。

春はどうだろうか? 気候が落ち着いているので秋同様眠れている気がする。ただ、春よりは秋の方が健康的に眠れている気がする。春はどうも気持ちがふわつきがち。休日なんかは倦怠感が強く、怠けからぐっすり寝てしまっている感じがある。春夏秋冬の中では、秋がベストな睡眠季節という気がするな、やっぱり。

ちなみに僕のベスト睡眠時間は、6時間。少なからず多からずってところだと思う。忙しくとも、4時間は寝るようにしている。それを下回ると、まったく疲れが取れない。逆に8時間や10時間と長く寝ていると、睡眠疲れを感じてしまう。

仕事は好きだが出世には興味が無い

今の仕事は大好きだ。天職と思っている。だが出世には正直興味はない。今のまま現役で働き続けることができれば、それで良いと僕は思っている。世の中には楽をしてそれなりに稼げていれば満足だから出世に興味がないという人もいるが、そういうわけではない。今の立場で、仕事の知識を高めて生きたいのだ。管理する役職よりも、僕はベテランの職人になりたいのだ。

出世すれば給料は上がる。キャリアも上がる。自身も付く。アピールポイントも増える。良いことばかりだ。責任感が重く圧し掛かるが、それもやりがいだ。出世することは悪くないことだと思う。だが、僕は現場の仕事が好きなのだ。うちの現場は作業工程の全てを現場で行うため、1から完成までを達成するやりがいがある。仕事内容に関しては話せないが、これは業界では珍しいほうだ。なぜなら分担したほうが効率が良いからだ。コストも抑えられる。だがうちは現場の社員全員が全ての作業を覚え、必要とあらば1人で製品を作り上げられる職人を目指すという社員教育を行っているのだ。

もちろん、全てを完璧に行える職人になるのはなみなみならぬものだ。うちの現場作業員のうち、本社と支社全部を合わせても、そこまでできる社員は数%だ。僕の働いている支社では、一人もいない。なので、僕がうちで最初のベテラン職人になってやる! というのが夢なのだ。それには、出世するわけにはいかないのだ。

そこまで技術を身に付ければ、現場で絶大な発言力を持つことができる。そうすれば自分の希望にあわせた仕事も提案できるようになる。これもまた魅力なのだ。設計やデザインの方に顔を出して会議を行えるようになりたい。今でも現場が言われるがままというわけでは無いが、もっと大元から意見できる職人になれれば、出世なんかより全然やりがいがあると僕は感じるのだ。

ただし、普通に管理職に出世するのに比べて、ベテラン職人の給料は少ない。現場を去って他の部署に移ってしまったり出世の道を選んでしまうのは、その理由が多い。忙しさの割に、給料が割に合わない。普通だったらそこで職人への道は諦めてしまう人が多いのだろうが、僕はそれでも構わない。もともとお金への執着はないし。今の給料だって多いと満足してる。残業代を含めればかなりのもんだ。ベテランにステップアップできれば、昇給もする。それで稼ぎは十分だ。