転職に悩まない

私は何度か転職を経験しているのですが、これまで転職してきた経験の中で年齢を重ねれば重ねるほど転職がしやすくなると思っています。若いころの転職というのはどうしても職場を選ぶ際に様々な自分の私情が入り込んでしまい、なかなか仕事が決まらないなんていうこともあったけれど、年齢を重ねてからの転職は自分自身が看護師としてどのように働いていきたいのかということがハッキリとしてくるので転職先を見つけるにも時間がかかりません。

また転職サイトを利用したこともありますが、年齢を重ねた看護師はそれなりの経験を持っていますから、やっぱり経験を持っている看護師を求めている職場からはすぐに声がかかり、職場が決まるなんていうこともありました。実際に働きだしてからも新人扱いされてしまうことはなく、反対に若い看護師からは頼られるようなこともあったし、こういった部分では年齢を重ねた看護師ほど本当に転職がしやすくなるのではないかと私自身は思っています。もちろんそうではないと言う人もいるかもしれませんが、私の場合には、転職サイトのアドバイザーさんにも恵まれていて、なおかつ近所にもたくさんのクリニックや病院があるので転職がしやすいのかもしれません。

■これまでの経験に自信が持てる

転職する際には必ずこれまで働いてきた経歴を提出しなければなりませんが、昔と違って今の看護師転職することに対する偏見などはありませんし、マイナスのイメージなどもありませんから、私のようにいくつかの職場を経験していることが反対に自分自身が活躍に繋がっていますし、これまでの経歴を提示しなければいけない場面でも自信を持って提示することができるようになりました。

もちろん転職する際には転職したいという理由がはっきりとありますが、こういった理由についても、昔のように悩んでしまうことがなく、明確な理由で転職することができるようになったので相手側にもしっかりとこうした理由や私の気持ちが伝わり、すぐに採用が決まることがほとんどです。若い頃のように転職先を見つけるのに時間がかからないというのは経済的にも非常に助かる部分だし、年齢を重ねるまではわからなかった部分ですが、年齢を重ねて初めて転職がしやすいと思うようになりました。もちろん年齢を重ねているだけではなく、長年看護師を続けているというのが1番大きなメリットになっていると思いますが、若い看護師とは違ったメリットですよね。

病院と共に成長できる

私は現在働いている病院は私が働きだす数年前にできたばかりの病院ですが、同じ職場で何年も働いていると自分自身の成長と職場の病院としての成長が同じように感じられるのですごく嬉しいですね。できたばかりの頃の病院というのは患者さん少なかったり、様々な部分でうまくいかないと思うことが沢山あったのですが、私が年齢を重ねてくるにつれて、病院の経営なども落ち着き患者さんも付いている状態で、困難だと思うような事も減りました。

働いている看護師だけではなく、病院そのものがどんどん成長していますから、病院の成長を間近で見ながら自分自身も成長していけるというのは本当に貴重な体験をしていると思っています。特に年齢を重ねている看護師の場合には、私のように一つの職場で働いている方は少なく、複数の職場を変えたりしていることもあるようですが、私の場合には今の病院でずっと働き続けているので病院とともに成長していますし、働きだした頃のことを忘れる日がないので、常に初心を忘れずに働いていることができると思っています。

■人間関係のさまざま

私の場合には特に人間関係のトラブルに巻き込まれてしまったり悩まされてしまったりするようなことはありませんでしたが、働いている看護師の仲間や医師の中では様々な人間関係があり、その中には病院を離れてしまった人もいました。そんな人間関係を見ながらも、病院とともに成長していくことができるというのは私自身がとても幸せな環境にいると思っているし、一緒に仕事をしている仲間にも恵まれていると思っています。

中には本当に人間関係に悩んでしまい病院から離れるだけでなく、看護師という仕事そのものから離れたいと思ってしまう看護師も見てきましたが、私の場合には、そんな気持ちになったことは一度もありませんし、その気持ちを持ったことがないのもやっぱり恵まれている証拠だと思っています。これから先もこの病院は大きく成長していくと思うし、その成長を間近で見ながら私自身も成長していかなくてはならないと実感していますね。年齢を重ねると様々な部分が見えてくるようになり、若い頃とは違った視野で物事を捉えることができるようになるので、人間関係に悩んでいる看護師等を見てもできるだけ上手にアドバイスをして看護師を続けていくことができるように促してあげることもできるようになりました。

昇進できた

若い頃から私はいずれ何か役職を貰いたいと思って頑張ってきたのですが、自分の思うように昇進することができずに不満を抱えていた時期もあります。またそのように不安を抱えていた時期も私の場合には非常に長く、早い頃から役職に就きたいと思っていたために大きなストレスになってしまった時もあります。つい先日昇進が決まり、その時に婦長からの話を聞いていたら、もう少し前の私にはとてもじゃないけど役職なんて就かないのは当たり前だと思いました。

役職に就くということはそれだけ責任感を持っていなければなりませんし、ここでの責任というのは看護師としての責任ですから他の看護師に対してと患者さんに対しての両方がありますよね。ですから、例えば他の看護師が急にお休みしてしまったなどという場合、自分が休みでも代わりに仕事に出て行くような心づもりがなければ役職に就いて働いていくなんていうのはとても難しいことなんだと初めて知らされました。私の場合にはようやく子どもたちも大きくなり、仕事に出られる時間や日数も増えてきたので今回の昇進が決まったということでした。

■年齢だけじゃない

このように念願の昇進が決まり私自身とても嬉しい気持ちになりましたが、やはりこれまで昇進が決まらなかったのは単純に年齢を重ねているだけではなく、昇進して役職を持った上で働いていくという覚悟そのものや環境が整っていなかったと思います。私自身も役職を持ちたいという気持ちはありながら、自分の休みが欲しいという気持ちを優先させたこともありますし、お休みを取っている若い看護師に対して自分ばかり休みを取っていて、私は全然休みがないなんて思ったこともありました。

もちろんこの数年はそんなふうに思うこともなく私が出来ることをしっかりとやっていこうと思いながら働いていたのですが、そういった姿勢が今回の昇進につながったようです。どんなに年齢を重ねていても自分のことばかりを考えているようでは昇進することはできないし、昇進するためには様々な環境が整っていなければいけないということが本当にわかりました。これから先、私はこれまで以上に頑張っていかなければいけないので、今回上記のようにわかったことを含めて更に広い視野を持って働いていかなくてはならないと思っています。多くの看護師の目標になるように、そしてお手本になれるように私自身も改めなければといけないところもたくさんあるのでしっかり自分自身と向き合っていこうと思います。

若い看護師が可愛い

最近なんだか年齢を重ねたせいか若い看護師の事が可愛くて仕方がありません。もちろん年齢を重ねていなくても、後輩看護師というのは可愛いのですが、特に新人の看護師などを見ていると自分の若い頃を思い出して本当に可愛いと思う気持ちが大きくなってきました。ここまで年齢を重ねる前までは私自身にも大きな余裕がなかったので後輩看護師や新人看護師に対してきつく叱ってしまうことなどもありましたが、最近は可愛いという気持ちが大きくなってきたことと、自分自身に余裕が出てきたという部分できつく叱ってしまうよりもアドバイスをするように優しくしてあげることができるようになりました。

やっぱり私自身が若かった頃もきつく叱る先輩だけではなく、わかりやすくしっかりと話してくれる婦長などがいましたし、それ以外にも頼れる先輩看護師がたくさんいたので私自身がそういった立場になってきているのだと感じることがありますね。自分の若い頃はそんなことも考えずに、とにかくわからないことを先輩に頼ったり叱られてしまったらショックを受けたりしていましたが、若い頃の私を叱ってくれた先輩などはそれぞれに想いがあったのだと思います。

■怒る気持ちにならない

どんなに新人看護師があたふたとしていても、早くしなさいと怒ってしまうような気持ちは湧いて来なくなりました。まずは冷静に目の前の仕事をこなしていくということをアドバイスできるようになりました。もう少し前だったら早く仕事をするように急かしてしまうようなこともあったと思いますが、現在ではそんなこともなくなり本当に大きな気持ちで若い看護師に対して接してあげることができるようになったと思っています。

そのために悩んでいる看護師に対してもまずは若い看護師の立場になり、私なりにアドバイスをしてあげることができるようになったし、例えば若い看護師が涙を流していたりすることがあっても、気持ちの整理がつくまで仕事をさせずに少し落ち着かせてあげるなんて言う事もできるようになりました。以前は涙流しても涙を拭ってすぐに仕事にかかるように言ってしまったことなどもありますが、私自身が年齢を重ねてやっぱり精神的に成長したんだなと実感しています。このように若い看護師が可愛くなったり、若い看護師の面倒を見ていくのも働いてる看護師の役割であり、また順番に誰でも経験していくものなんですね。

常に冷静になれる

仕事が忙しくなってきたりすると完全に頭の中が混乱してしまい、何をすれば良いのか、順序さえわからなくなってしまうような若い看護師を見ていると、私も昔はそうだったと実感することがありますね。年を重ねていくにつれ徐々に冷静に仕事が激減になってくるので、例えばどんなにたくさんの仕事が立て続けに入ってきても、常に冷静でいられるようになりました。特に急患が入ってきたときなどというのは忙しくなるので、しっかりと冷静に物事を判断していかなければならないのですが、年齢重ねて今初めてそれができるようになり、若い頃にはできませんでしたね。

そのために若い看護師を見ていて、若い看護師が困っていると冷静に指示を出してあげることができるようになったし、冷静でいるためにアドバイスをしてあげる事も出来るようになりました。私自身が若い頃はしっかりと患者さんに対する看護をしていかなければいけないという気持ちや一つ一つの仕事を完璧にこなしていかなければいけないという気持ちの中で仕事が忙しくなってしまえば、当然その気持ちは忘れてしまい、自分自身が精一杯になっていましたが、年齢を重ねてくると精神的な余裕もありますし、看護師としての経験も重ねてくるのでどんな場面でも常に冷静でしっかりとその場に合わせた行動をとることができるようになっています。

■深く考えるようになる

常に冷静でいるのはもちろんのことですが、それだけでなく、一つ一つの物事に対して深く物事を考えるようになりました。例えば患者さんの気持ちについてはもちろんのことですがそれだけではなく、医師からの何気ない言葉に関しても深く考えるようになったので、こういったことも看護師として成長していくための沢山のヒントを貰っています。

はっきりとした言葉で言われるよりも何気なく遠まわしに言われた言葉について自分の中で考えている方が様々な答えが出てくると思うし、自分の中での幅も広がっていきますよね。私は幸いにもそういった医師のもとで働いているので、自然と成長させてもらっているのではないかと思うことがあります。やっぱり若い頃というのは物事を深く考えたりすることができず、とにかく仕事をこなしていくということにしか集中できないのですが、年齢を重ねていくに従って冷静に考えながら更に一つ一つの物事を深く考えていくことができるようになるので、その分患者さんに対しての接し方も変わってくるのではないかと思っています。

親の気持ちがわかる

私は自分が親になったからというのはもちろんですが看護師になって年齢を重ねてからも親の気持ちがわかるようになりました。もちろん看護師として働いている以上は患者さんの気持ちをしっかりと汲み取るのは当然ですが、それだけではなくて自分が親になることによってこれまで入院していた患者さんのご家族の気持ちがわかるようになりました。若い頃はたとえば入院してる患者さんが弱音を吐いた時にしっかりとフォローしてあげたり優しくしてあげない親御さんを見てて冷たいと思ったりすることもありましたが、自分が親になって初めて時と場合によってはわざと厳しくするなんて言う事も知るようになりましたね。

親として成長していくのはもちろんのことですが、看護師として働いていなければわからなかった部分がたくさんあります。今のように看護師として働いているからこそ、親御さんの気持ちがしっかりとわかるようになったし、今まで見てきた親子関係についても改めてあの時は違ったんだなんて思ったりすることもあります。その中で自分自身の子育てをしてきた事、今後していく中で参考になる部分も非常に沢山あるし、一般的な仕事をしているよりも十分に様々な経験をさせてもらっていると思っています。

■突き放す愛情

これまで見てきた患者さんの中では上記したようにご家族が凄く冷たいと思うような場面もありました。しかし自分が実際に親になってみると必要以上に優しくするのではなく、あえて突き放すことによって親としての愛情を子供にわからせるなんて言う事も理解できるようになってきました。もちろん親として成長していけばこのような気持ちになることもあったのかもしれませんが、私の場合には看護師として働いているからこそ、そんな場面にも数々と立ち合ってきたし、思いが深いのかもしれません。

それでもすべての親御さんの気持ちを理解しているかと言われればもちろん違いますが、もし私が他の仕事をしていたら、今のようにたくさんの親御さんの気持ちを知ることができなかったと思うし、また患者さんの気持ちについても触れることができなかったと思います。本当に人々の気持ちにしっかりと直面した中で働いていきますから、自分が年齢を重ねてこれだけの経験をして、なおかつ看護師の仕事を続けていられるのらありがたいことだと感謝する気持ちでいっぱいです。看護師になっていなければ、単純に年齢を重ねてわからない部分もたくさんあるし、自分の子供達と年齢が変わらないような患者さんに対しても親の気持ちになって接することができるようになりました。

娘の目標が嬉しい

私は学生の頃に看護師になりたいと思うようになりそこから看護師を目指したのですが、現在私が看護師として働いている姿を見て私の娘が将来は看護師になりたいと言ってくれています。小さな頃から看護師になりたいと言ってくれていたのですが、小さな頃の夢というのはコロコロ変わるものなので、私もどうなるのかわからなかったのですが、高校生になり今後の進路を決めるというタイミングでやっぱり看護師になりたいという日を選んでくれたのは本当に嬉しいことだと思っています。

患者さんに対しての接し方だけではなく家庭の中でも時間と娘に私の働いてる姿は伝わっていたということだし、娘が私のことを認めてくれていたということなのでこれ以上に親として嬉しいことはありませんよね。また看護師としても嬉しいことはありません。今後娘はいろいろと苦労しながら看護師を目指していくと思いますが、そこは母親としてではなく先輩看護師として一生懸命にフォローアップをしてあげたいと思っています。

■親子関係では難しいこともある。

将来的に娘が看護師になったことを考えると親子としてのアドバイスではなく、やはり先輩看護師と後輩看護師という関係性の中でアドバイスしてあげなければならないことが沢山あるのでそこについて私自身もこれから初めて経験することですから、勉強することが沢山あると思います。

それでもやはり娘が看護師を目指してくれている以上は私もまだまだ成長しなければならないし仕事をしていて辛いことがあっても泣いてる場合じゃないと自覚するようになりました。娘が自信をもって働ける看護師になるためには私自身がその姿を見せなければならないし、辛いことがあっても乗り越えていく強さを持たなければならないので、これからはそういった部分にも意識を向けながら看護師を続けていきたいと思っています。でもやっぱり本当は娘が看護師を目指してくれているということが嬉しすぎて大きな声で喜んでしまいたいですね。娘が進路を決めてから私も、仕事に対してもプライベートも今まで以上に笑顔が増えたように思うし看護師としての道を改めて娘に背中を押されたような気持ちになっています。娘が看護師になって働くようになったら年齢を重ねた私はもっともっと頑張っていかなくてはいけないと思うし、娘が弱音を吐いた時には先輩としてアドバイスをしていかなければならないとも思っています。

勤務時間を伸ばせる

私は若い頃から看護師として働いているのですが、やっぱり看護師になってから結婚や出産を経験するとなかなか長時間働くなんていうことができずに自分が看護師として成長したいと思っていても満足いくだけ一生懸命に働くことはできませんでした。でも年齢を重ねれば重ねるほど子供も大きく成長してくれるので勤務時間を延ばしてたくさん働くことができるようになりました。

今のように長時間働くことができるようになってからは、それだけ患者さんと接する時間も多くなるし、自分自身がどんどん看護師として成長しているように感じます。看護師になってすぐの頃の気持ちとはまた別の気持ちで成長したいと思うようになっているし、私自身にも子育てをある程度終えて、精神的な余裕が出てきているので、患者さんに対する接し方も以前と違っているように思います。患者さんと看護師というのは赤の他人ですから、私の考え方一つでどのような関係になっていくのかというのは違っていますよね。そういった部分についてもしっかりと考えて患者さんと向き合うことができるようになっています。

■経済的な違いは大きい。

やっぱり長時間働く事が出来るようになると看護師としての成長だけではなく正直なところで経済的な部分の大きな違いが出てきます。以前は自分の中で稼ぎたいと思う金額を稼ぐことができませんでしたが、現在ではしっかりと十分な給料を頂くことができているし、こういった部分でも年齢を重ねて長時間働くことができるようになるというのが大きな違いだと思っています。

ただ単純に看護師として働いていても、やはりボランティアではありませんから経済的な部分がついて回るし、そこで現在のようにしっかりとした給料を頂けるのは本当に感謝するべき部分だと思っています。しっかりとした給料がもらえるようになったことで、プライベートの生活そのものも安定していますし、精神的にも経済的にも余裕をもって頑張ることができています。このような状況というのは若い時には気づくことができなかったし、年齢を重ねたからこそ作ることができると思うので、年齢を重ねてからの看護師というのはある程度の貫禄と余裕があるのも理解できるようになりました。ただ憧れているだけではなく自分自身が年齢を重ね、そして経験を重ねたからこそ患者さんや他の看護師からも認められる看護師になることができますね。

わがまま患者には参る

看護師の話を聞いているとわがままな患者さんがいて困るなんてよく言っているのですが、若い看護師よりも私のように年齢を重ねた看護師の場合には経験もあるので、患者さんの気持ちの中で甘えが出てしまいわがままを言われてしまうことが多々あります。もちろんできる限り患者さんのわがままも受け入れてあげるようにしてはいるものの、特に若い患者さんなどの場合には、私に対して母親のように甘えてきてくれたり、その反面で必要以上にわがままを言ってきたりするような部分もあるのである程度のラインを超えたらしっかりと注意するようにしています。

やっぱり経験を重ねていくと患者さんのわがままも聞き流すことができるようになったり、反対に受け止めてあげることができるようになったりするのですが、そういった精神的な余裕というのは患者さんにも伝わるようで、どうしても他の看護師よりもわがままを言われてしまう事も増えました。ただ私の中ではどんなにわがままを聞いてあげたいと思っていても仕事上は1人の患者さんのわがままを聞くわけにはいきませんから、当然注意しなければなりませんし、患者さんに申し訳ない気持ちを持ちながらも背中を向けなければならない時もあります。そこで患者さんが少し寂しそうな顔を見せたり不満そうな顔を見せたりすることがありますが、それでも看護師として毅然としなければならないことが沢山あるので辛いと感じてしまう部分でもあります。

■最初のイメージが肝心

患者さんというのは基本的に看護師には甘えても良いものとか、わがままを言っても良いものという認識を持っていることが多く、特に若い患者さんなどの場合には、こういった意識が強いですから、最初のイメージが肝心だと思っています。最初に必要以上に優しい顔を見せてしまったり、わがままを言えるような隙を見せてしまったりすると、当然患者さんはわがままを言うようになってしまいますから。最初からきちんとした態度で、スキを与えないということも大切だと思っています。

もちろんその中でも常に笑顔で接していくことは必ず実践しているし、患者さんの不安な気持ちなどに関してはしっかりと理解した上で受け止めるようにしていますが、普段からわがままについては受け入れないように心がけています。この部分は私が聞いてしまうと、患者さんは不安がさらに大きくなってしまい、自分の不安が完全に取り除かれた状態でなければ治療や手術に立ち向かってくれないという傾向にありますから、ある程度不安を持っている中でも、患者さん自身も病気や手術と立ち向かってもらうために、あえてきちんとした態度をとらなくてはならないということも年齢は重ね、そして経験を重ねてきた中で思いました。

頼られてばかり

私は年配の看護師として毎日頑張って働きながらも少し辛いと思ってしまうことがあります。やっぱりどんなに経験を重ねていても、私だって今でも不安になることや自信を失ってしまうなんていうことがあるのですが、私よりも若い看護師からは常に頼られてばかりなので弱い顔を見せたり困ってる顔を見せたりすることはできません。

どんな時でもきちんとしていなければならないし、自分を奮い立たせていなければならないのでその分精神的な負担が非常に大きくて、仕事が終わって帰宅すると本当に疲れきってしまい頭が真っ白になるなんて言う事もあります。それでもたよってくれる看護師の気持ちを考えたら私が弱気になんてなっていてはいけないと改めて自分に言い聞かせるのですが、こんな毎日の繰り返しの中で頼られてばかりで本当に疲れるなんて思ってしまったり日記に書いてしまったりすることがあります。頼ってくれる看護師には申し訳ないという気持ちがありますが、やっぱり私も人間ですので、どれだけ経験を重ねていても受け止められることには限界があります。自分の事もしっかりとしなければならないし、更に頼ってきてくれる看護師にもしっかりしていかなければならず、更に患者さんとの関係もありますから、この部分については年齢を重ねて初めて苦しいと思った部分ですね。

■経験しなければわからない

今現在私を頼ってくれている看護師も私のような立場になれば私の気持ちを理解してくれると思って頑張っていくしかないと思っていますが、それでも時々私も弱音を吐いてしまいたいと思ったりすることもあるし、頼らないで自分でしっかりと考えて仕事して欲しいと思う事も当然あります。

私自身が若い頃から頼られたりお願い事をされると断りにくい性格なので、頼られるとどうしても面倒を見てくれてフォローに入ったりしてあげることがあるのですが、こういった私の姿を見て次から次に沢山の看護師が言ってくると自分の中で処理しきれなくなってしまい、どうしたら良いのかわからなくなったりすることもあります。それでもやっぱり私の先輩看護師が頑張って働いていたように、私自身も頑張っていかなくてはならないと思っているし年齢を重ねれば重ねるほど、頼られたりその分大変な思いをするという部分は年功序列で誰でも経験していくものなのかもしれません。そう思いながら毎日積み重ねていくしか方法はありませんよね。